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「コトの本質」・・・お部屋の快適温度とは?
2010年8月25日 ナサコア株式会社 | 個別ページ
環境に配慮した次世代省エネ基準の住宅が一般常識になりつつあります。その住宅の特徴は「断熱性が高いこと」であり、その特徴により冷暖房のエネルギーが少なくできる、その結果「省エネルギー」になるという特徴を持っています。
しかし現実は、断熱性が良くなれば良くなるほど困ることも起きます。
特に夏期の日射の強い昼間は、窓からの入力で否応無しに室温は30度を超える時間が増えます。(所定の強制換気をしているにもかかわらず)日射は意外に大きな熱量(※1)を夏・冬通して地上に供給して来ています。
マンションの最上階ともなると、下階から上がってくる熱気も重なり、さらに暑い時間が続いてしまいます。
※1 太陽から発せられ地球に届く輻射熱は1平方メートル辺り600ワット時の熱量を有しています。
そこで、室内温度を一定の範囲に保持する不思議なパネル特殊ゲル(※2)の「吸発熱特性」を利用した今までの概念にない全く新しい発想から生まれた超省エネ&エコ建材
「積極断熱ナサコアパネル」を開発、商品化に至りました。
※2 特殊ゲルについては、最後の補足説明を参照ください。
「ナサコアパネル」は28度を吸熱のピーク(※3)とし、夏季のオーバーヒートの抑止効果を発揮します。
逆に冬季の場合は?
外壁を通じて冷却されると23度を放熱のピーク(※4)とし、今度は同じ熱量を徐々に発熱します。最近僅かな水分で発熱する繊維で作られた下着がバカ売れしていますが、発熱だけを見ると同じ様な現象です。
※3 吸熱のピークとは特殊ゲルが「融けながら熱を吸収」する融解温度のピークを表しています。
※4 放熱のピークとは、特殊ゲルが「固まりながら熱を発生」する凝固温度のピークを表しています。
夏冬の温度差、夜・昼の温度差、冷房の有・無しの温度差、即ちその温度差が熱源「第三のエネルギー」として効果を発揮する特徴を有しています。
その特徴は、室温を通じて「ナサコアパネル」が加熱された時、1平方メートル当たり400キロカロリー(※5)以上の熱量を吸熱可能な様に材質と構造を設計しています。
※5 電力と熱量の換算値は、1キロワット時=860キロカロリーです
つまり四季を通して23度~28度の温度範囲を大きな潜熱(※6)を上手に活用して保とうとします。
融解温度と凝固温度に5度の温度差のあることも大きな特徴の一つです。
※6 潜熱とは、個体、液体、気体と変化するときに吸収・放出する熱エネルギーのことです。
健康で快適なお部屋の温度とは?
その答えは、「四季を通じ身体にやさしい23度~28度の一定温度を保ち続ける部屋」というのが本質ではないでしょうか。夏・冬を通して冷・暖房に不足する時間帯には、安価な夜間電力「電化上手契約」(※7)を活用し、省エネと快適性・経済性を両立させることがこのシステムの目的です。
夜間の余剰エネルギーを昼間にシフトする事(蓄熱技術)で、電力会社の供給する夜間が安価な契約を結ぶことが可能となるのです。
※7 電化上手契約(東京電力の場合)はオール電化に限定しているのではなく、蓄熱機器が1キロワット時以上あれば締結できる契約ため、ガス供給との併用も可能です。
また、スマートメーターと呼ばれる通信機能を有する次世代電力計の導入を目指す実証事業が、今年の4月から半年間行われる報道がされました。
経済産業省と大手電力会社が節約世帯に協力金を支払うことなどを柱とし、実証により新たな仮想料金プランも設定されます。
発電所に負担が掛かる時間帯に節約するほど得をし、その逆だと損をするわけで、全体として省エネを促進する効果が期待されています。
このナサコアパネルの実証が昨年の夏から公的機関で開始されています。
UR都市機構のルネッサンス計画(※8)(2008~2009)に東京電力と共同参加し、ひばりヶ丘団地で、実際の公団住宅の比較対象住居に、窓を除くほぼ全面 床・天井・壁にナサコアパネルを施工し比較試験中です。平成22年3月間もなく、その全貌が明らかになります。
※8 UR賃貸住宅の団地の再生事業、これまでは既存住棟の建替えや住戸内のリニューアルという形で行っていましたが、持続可能なまちづくりという観点から、既存の住宅をできるだけ長期間活用することが求められるようになってきており、一方で、昭和30年代、40年代に建設された住棟の多くは、階段室型でバリアフリー化への対応が困難であったり、階高が低い、住戸面積が狭いなど、現在のUR賃貸住宅の水準と比べると必ずしも十分なものとはいえません。UR都市機構としては、これらの既存住棟を有効に活用するための実験的な試みを、ルネッサンス計画として位置づけ、ハード、ソフト両面での再生手法を検討することとしており、過去に建築した77万戸の住宅のうち、45万戸が対象になっています。
何処の家庭でも室内に観葉植物や、草花の鉢があります。
生活の中で人ひとり約100ワット発熱をしていたり、照明器具・調理・冷暖房など各種の発熱/吸熱作用があります。
植物も元気良く育ち、人と共に自然に共生出来ることが本来の快適環境ではないでしょうか?
知らずしらずの内に、その熱を「やりとりし快適な居住空間の快適温度を作りだす事を可能にするのが積極断熱材「ナサコアパネル」の特徴なのです。
特殊ゲルが融けたり、固まったりする際の吸熱・放熱特性を利用、すなわち「自然エネルギー」を利用することで、環境温度を快適に持続させるまったく新しい発想の超省エネ・エコ建材が住宅の常識になる日もそう遠くはありません。
URひばりが丘団地ストック再生実証試験(東京都東久留米市)試験室
- 床 面 積 :14.83平方メートル
- 天井面積:14.83平方メートル
- 壁 面 積 :43.47平方メートル
試験室の仕様
| 205号室 | 207号室 | |||
| 床 | 潜熱蓄熱式床暖房 | 非蓄熱式床暖房 | ||
| ナサコアボード(1.4キロワット) ※1 ナサコアパネル(12.82平方メートル) ※2 | ナサコアボード(1.4キロワット) 断熱材40ミリメートル(14.83平方メートル) | |||
| 天井 | ナサコアパネル(12.82平方メートル) | 断熱材40ミリメートル(14.83平方メートル) | ||
| 壁 | ナサコアパネル(27.00平方メートル) | 断熱材40ミリメートル(37.43平方メートル) | ||
※2 ハニカム式蓄熱パネル
205号室は床、天井、壁の下地に断熱材40ミリメートルを取り付け
205、207号室共通事項:24時間換気0.5回/時間

試験の目的は、潜熱蓄熱材ナサコアパネルを入れた場合と入れない場合の比較
- 夏、冬の省エネ効果の確認
- 冬の夜間電力を昼にシフト出来るか
- 夏、冬を通して温熱環境がどの程度、室温の恒温化により改善出来るか
- 205号室は電化上手の契約にすると経済効果がどうなるのか
補足解説
積極断熱ナサコアパネルは、水と硫酸ナトリウムを主成分に独自の添加物を加えたゲルを注入封印し密封したパネルになります。材料の混合法などを工夫し、28度で熱吸収、23度で発熱のピークがくるよう融点と凝固点を調整しています。
この技術を住宅の内装建材として活用することにより、温度が上がる夏季は吸熱効果(固体から液体に相変化)で温度上昇を抑え、冬季は放熱効果(液体から固体に相変化)で室温の下降を抑制する新しい概念の建材が誕生しました。 その効果は1平方メートルあたり420から430キロカロリーを蓄熱できると表現できます。
従来の断熱材は熱を通さない特性しか持ちませんが、あらゆるシーンの温度差で熱を蓄える特性(一定の温度範囲に保つ性能)が最大の特徴のパネルとなります。
パネル化にはプラスチック段ボールの技術を応用。内部に1平方メートルあたり1万5800個のピラミット状の仕切りがあり、ゲルと空気層が入れ違いになっています。
ゲルは非常に蒸発しやすく、漏らさず封止するプレス、シール技術を独自開発したことにより実現しました。
パネルは厚さが約5ミリメートルから1センチメートル程度で壁や天井に断熱材のように使えるほか、床暖房パネルと組み合わせで蓄熱式床暖房としても効果を発揮します。











